World IA Day2013 Japan 無事に終了しました。


World IA Day2013が無事に終了しました。

僕は今年も運営チームとしてお手伝いさせていただきました。

今年のテーマは「Exploring and Expanding the Ontologies of IA(IAの価値体系を探求・拡大する)」として、集合知 × IAの観点でセッションを設計しました。
登壇いただくスピーカーの片側もWebサービス設計など、いわゆるインフォメーションアーキテクトという人ではない人に登壇いただいたのですが、結果としてかなりIAというものを考えるいいきっかけになるような体系化されたセッションになったと思います。

個人的には、楽天の森さんがセッションで扱った「ビッグデータと、クラスタリング・マイニングの視点、機械と人が協調する」という視点と、Gunosyの関さんの推薦エンジンのセッションの繋がりはよかったと思います。
Gunosyは僕個人的に、今回一番楽しみにしていたセッションでもあったので、お話が聞けてよかったです。

ユーザはコンテキストを破壊する存在であり、コンテキストを作る存在もまた、ユーザである、という言葉が印象的だったのですが、インフォメーションアーキテクトが設計するツリー構造、タクソノミー、ペルソナ、ユーザフロー、それだけでは規定できないほどユーザの置かれている局面は多様化していて、こちらが「ユーザニーズにマッチしたものを設計して出す」ということが難しくなっている。人の力だけで情報をユーザに合った形で届けるという発想に限界がきているのかもしれません。

そこで、Gunosyというサービスは人×AIという、人と機械の協調による推薦エンジンの精度強化を通じて、情報が利用者にとっても「意味を持つ状態」で届ける、という視点と協調フィルタリングではないアルゴリズムを用いて「まだ見ぬ情報との出会い」をデザインするところまで見ている。
この部分がとても面白いサービスだと感じました。これからも期待して注目してみたいと思います。

また、情報のオープン化などの流れで、自社・外部のデータの境界線も曖昧になっていて、文字通りアンビエントな情報空間にある現代なワケですが、そうなった場合のインフォメーションアーキテクトの役割、というものについては引き続き考えて行きたいと思いました。

個人的な最近の興味は、

  • 人と人のコミュニケーションの中でいかにして、情報は意味を持つようになるのか
  • 社会と情報の関連性は
  • 社会にとって、利用しやすい情報空間を実現するには

という部分があって、社会と接しながら生きている人間、都市生活者としての人間として、情報社会とはどんなものなのか、自分で理解したい、社会をもっとわかりたい、という個人的な欲求があるように思います。
ネットワーク空間、リアルな生活空間、その両方に社会があり、その社会とはいったいどんなもので、そこでいう情報とはいったいどういうものなのか、それを人に伝え、理解するということとは。。。などをテーマにいろいろ考えてみたいと思っています。
その関連で、最近では社会システム理論や、ソシオセマンティクスに興味を持っています。
こちらも引き続き、勉強して行きたいと思います。

来年も楽しみです。

※追記:2013/02/12

■セッションスライド

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